北欧のアイテムを扱うお店に行けばほぼ100%の確率で目にするのがリサ・ラーソンの作品たち。
彼女は23歳でスウェーデンのグスタフスベリ製陶所に入社するとすぐに実力を発揮し、
グスタフスベリ社に数々のヒット作をもたらしました。
リサの作品の大きな魅力のひとつが、その思い切ったデフォルメによる表現方法。
ABCガールズの大きなヒップ、ラーソンの子供たちシリーズの小さな手足と大きなあたま、などなど。
ただ一点のみにフォーカスすることで、主題がはっきりとあらわれ、心に強く響いてきます。
そんなラーソンのオススメの鑑賞方法は、ずばり!正面以外、つまり後ろや上、裏から眺めること!
正面はメインテーマ、その作品の主題がはっきり表現されますが、
後ろや側面、上や裏からの角度は、どこか滑稽でユーモラスな、
その作品の持つ違った一面がしっかり表現されています。
もし実際にリサの作品を手の取る機会がありましたら、
ぜひぐるぐる回しながら色々な角度で観察してみてください。
きっと新しい発見があります。
Lisa Larson/リサ・ラーソンの作品はこちら>>
2013.07.26
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バレンシアシリーズをデザインしたのは、
Kaj Frank/カイ・フランクと並んでアラビアの一時代を築いたUlla Procope/ウラ・プロコッペ。
彼女は27才でアラビアに入社するとValencia/バレンシアシリーズをはじめ、
Ruska/ラスカ、Kosmos/コスモス、Liekki/リエッキシリーズなど、数々の傑作を生み出しました。
スペイン・バレンシア
名陶リヤドロ発祥の地でもある都市の名前が付されたこのシリーズ。
このシリーズは、バレンシアの「マニセス窯」の伝統的な文様をモチーフにデザインされたと言われています。
「マニセス窯」はもともと8世紀初めにアラブ人がもたらした窯。
このシリーズが他の北欧デザインと、どこか異なる雰囲気を持っているのも、
そういった背景が影響しているのですね。
そんな文様がいっぱいに表現された大皿ですが、
じっと眺めていると、
バレンシアの青空に咲くひまわり、
あるいは枝々に実ったオレンジ、
はたまた火祭りで打ち上げられた大輪の花火など、
様々なイメージが見えてきます。
プレートの裏面には1960年代初期の作品だけに見られる手描きサインが記されています。
当ショップで取り扱うのはもちろんこの時代のもののみ。
製造から50年以上経過しているビンテージですが状態はすこぶる良好です。
あなただけの一枚、見つけてみませんか?
Arabia/アラビアシリーズ一覧はこちら>>
Kosmos/コスモスシリーズ一覧はこちら>>
2013.07.13
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Arabia Valencia/アラビア社のバレンシアシリーズ。
北欧の陶磁器に魅了されるきっかけとなったのが、
このコバルトブルーの深く濃い釉薬の色でした。
周りの対象物を全て反射してしまうほどの強い表面の艶と、
見る角度によって様々に変化する濃紺の色合いに心奪われました。
また、アラビア社の職人たちが、一枚一枚丁寧に手仕事で絵付けすることによって生まれる
デザインの微妙なゆらぎは、いつまで眺めていても飽きることがありません。
実際にこのシリーズを手にとって見ると、その独特の存在感にまず目を奪われますが、
実はとても使いやすい器でもあります。
プレート全面のコバルトブルーは、食材との美しいコントラストによって、お料理をみずみずしく演出してくれますし、
ボウルやチュリーンなどの内側は純白の釉薬で覆われ、どんな食材とも良くマッチします。
普段のお料理を無造作に盛りつけるだけで、
いつもの食卓の風景が、とても落ち着いた上質な空間へと変化していきます。
アラビア社の中でも最高級シリーズであったため、それなりのプライスではありますが、
機会があればぜひ一度、実際にお手にとって、じっくりとご覧ください。
当ショップでの取扱アイテムはこちらです>>
2013.07.08
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